
避妊と治療目的の経口ホルモン剤
- T Mikiko
- 2023年7月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年7月19日
経口避妊薬や治療目的の経口ホルモン剤は色々な種類があります。
避妊目的の場合は保険外での購入となりますが、子宮内膜症や子宮筋腫、生理痛が重い月経困難症などでは保険適応で処方される場合もあります。
日本では取り扱われていませんが、海外では副作用の少ないミニピル(黄体ホルモンのみ)も経口避妊薬の主流となっています。
保険外の購入ですと値段の決まりがないため、処方料金が¥1500〜5000と差額があります。安いから悪い、高いから良いという訳ではありません。
海外のように日本もピルが、手軽に無料や安価で購入できるようになると普及率が上がるのですが、難しいですね。

ネット上の質問で目にするのは『保険薬が避妊に使用できるかどうか?』 そうですよね!気になりますよね!
結果から言いますと、避妊できない訳ではないが自己責任となります。
保険薬は、避妊できるのか?できないのか?以前に避妊目的では「使用できない、使用してはいけない」のです。成分も量も同じ、、、でも避妊に使用できない。
なぜ???
薬は私たちの手に入る前に色々な情報が治験によって集められます。
効果や副作用、薬量が適量であるか?使用期間はどのくらいが良いか?など
この時に避妊効果の情報を集めていないので、避妊効果があります!と言うことができず、また、成分や量が同じなので避妊目的で使用し妊娠してしまった場合、責任は誰が持つ?そのため、情報に基づいて使用する保険薬は、情報のない避妊目的では使用できませんと説明されるのです。中には避妊について説明のないまま処方を受け、後になり疑問を持つ方もいます。薬の説明書やリーフレットにも「避妊目的では使用しないこと」と記載があります。今からでも避妊効果について情報収集をして貰えると、利用者にとってはありがたいのですが、、、
治療目的の処方薬の中には、経口避妊薬よりも更にホルモン量が少ない薬もあります。ホルモン量の少ない薬の場合、まれに排卵が起こり妊娠する可能性があります。これは、ホルモン量が少ないために十分な避妊効果を発揮できず起こります。経口避妊薬を使用している場合でも、妊娠のリスクを完全にゼロにすることはできません。
私自身、フリウェルを内服していた時期があります。教科書通りピルを飲めば排卵も起こらず、生理も楽になり全てが良くなる〜と思ってました。ところが、排卵痛もPMSも毎回ではなかったものの症状はありました。人間の体は足し算引き算のように簡単にはいかないという事です。
保険処方にこだわる方もいます。確かに薬自体は安価ですが、保険薬は処方数が保険外に比べて少なく、診察も多くなる場合があります。これは保険の規定によるもので、薬を継続して使用するためには医師による病状の経過確認が必要です。
また、保険薬を保険外で出すこともあります。保険内の処方数には上限があるため、薬を紛失した場合などには保険外の処方となる可能性があります。紛失には十分ご注意ください。
何れにしても、経口ホルモン剤を使用することで避妊ができ、体の不調が改善されれば良いことだと思います。
安全に内服を継続するために、年1回の子宮頸がん検査、超音波検査、血液検査は受けてください。特に婦人科以外での処方を受けてる方、個人輸入されてる方は検診されないまま経過してしまうことが多く、自分自身を守るためにも最低でも年1回の検査は受けましょう。性感染症予防のため、コンドームも使用しましょう。

次は、経口避妊薬をはじめ避妊の種類や試験的に薬局販売される緊急避妊薬、月経移動についてなどをお知らせしたいと思います。

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